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①本研究会ジャーナル増刊号『人間にとって』創刊号 2024年12月(詳細は下線クリック)
②『SJK・NEWS 新世紀人文学研究通信』創刊号 2024年7月1日 発刊(詳細は下線クリック)
③『新世紀人文学論究』第8号 ご希望者は事務局酒井迄(j.sakai@ip.kyusan-u.ac.jp)
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新世紀人文学研究会・記念シンポジウム
『新時代の学際的研究、<知の協働>をもとめて』
開催趣旨
この度、新世紀人文学研究会より『全地球時代からの人文主義』、『全地球時代からの言語学』が特別記念号として刊行されました。この二冊は田中寛教授古稀・ご退職記念論集として編まれたもので、それぞれコロナ禍のなか、研究者が人文主義の歴史・文学、言語の多様性を縦横に議論しています。いずれも30数篇をおさめた、500頁を超す研究成果です。
今回この刊行を記念し、シンポジウムを開催いたします。ZOOMでの開催となりますが、参加費無料です。日本国内、海外(中国、タイ、英国)とも中継しながら、議論を試みます。皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。
新世紀人文学研究会
事務局:酒井順一郎(九州産業大学)
開催日時
2021年7月25日(日)13:00-17:20 (ZOOM開催)
===========プログラム===========
13:00―13:05 開会の挨拶 酒井順一郎(九州産業大学教授) 5分
第Ⅰ部 『全地球時代からの人文主義』――現状と課題
13:05-13:15 発題 田中寛氏(大東文化大学名誉教授、亜細亜綜合企画塾)10分
13:15-14:05 発表 特別寄稿者各5分、執筆者要約各2分 計約50分を目安
14:05-14:20/14:20-14:35 コメンテーターによるコメント
⑴ 孫安石氏(神奈川大学教授)、⑵ 村嶋英治氏(早稲田大学教授)各15分
14:35-14:50 質疑応答15分 司会:酒井順一郎(九州産業大学教授)
******休憩10分間*******
15:00-15:10 事務局からのご案内(新世紀人文学研究会について)酒井順一郎
第Ⅱ部 『全地球時代からの言語学』――現状と課題
15:10-15:20 発題 田中寛氏(大東文化大学名誉教授、亜細亜綜合企画塾)10分
15:20-16:10 発表 特別寄稿者各5分、執筆者要約各2分 計約50分を目安
16:10-16:25/16:25-16:40 コメンテーターによるコメント
⑶ 矢島正浩氏(愛知教育大学教授)、⑷ 続三義氏(元東洋大学教授)各15分
16:40-16:55 質疑応答15分 司会:酒井順一郎(九州産業大学教授)
16:55-17:20 総括、閉会の挨拶 宮脇弘幸氏(元宮城学院女子大学教授)
*なお、要約の時間配分など、当日の状況により若干の変更が生じることもあります。
プログラム
第Ⅰ部発表順 (当日の諸事情により多少変更が生じることがあります)
・田中寛(大東文化大学名誉教授)「発題」
《特別寄稿》
・劉建輝(国際日本文化研究センター教授)
「初めに言葉ありき―一九世紀初頭来華プロテスタント宣教師の文化活動とその影響―」
・宮脇弘幸(元宮城学院女子大学教授)
「日本軍の宣撫工作と日本語普及―華北占領区を中心に―」
・渡邊澄子(大東文化大学名誉教授) *予定
「漱石の『道草』を読む―ジェンダー平等の視点から―」
《満洲国研究・日本語教育史研究・植民地教育史研究》
・酒井順一郎(九州産業大学国際文化学部教授)
「第 1 回国語対策協議会に於ける山口喜一郎の叫び」
・祝利(九州大学比較社会文化研究院特別研究員)
「満洲国」における官吏に対する語学教育―1938 年文官令実施前まで―
・北島順子(大手前短期大学歯科衛生学科教授)
「『満洲』における新教育・教科書にみる身体―スポーツに着目して―」
・伊月知子(愛媛大学国際連携推進機構国際教育支援センター准教授)
「『満洲国』の日本語教育に対する戦中から戦後にかけての評価 ―戦中・戦後の新聞・雑誌・記録をたどる―」
・赤桐敦(京都大学大学院工学部研究科付属工学基盤教育研究センター非常勤講師)
「王照による近代的言語教育の展開 ―20 世紀初頭、仮名文字を用いた識字(リテラシー)教育が中国に与えた影響―」
・川上尚恵(神戸大学国際教育総合センター講師)
「釘本久春の日本語と国語―戦中から戦後にかけて―」
・上田崇仁(南山大学人文学部教授)
「『日語読本』の特徴~併合前の教科書は何を教えたのか~ ―テキストマイニングで見えてくること― 」
・賈鵬飛(中国・山東青年政治学院外国語学院専任講師)
「張我軍の日本語教育の実践と思想」
・小川誉子美(横浜国立大学教授)
「ソ連の日本語研究・日本語教育―レニングラードを中心に―」
・藤森智子(田園調布学園大学人間福祉学部教授)
「1920 年代台湾における『国語普及』―台北州海山郡鶯歌庄の『国語練習会』を例として―」
《タイ学研究・日タイ関係史研究》
・加納寛(愛知大学国際コミュニケーション学科教授)
「戦時期日本の対タイ宣伝に関する研究の現状と課題 」
・酒井健太郎(昭和音楽大学准教授)
「1930 年代の日タイ文化交流事業への柳澤健の関わり―柳澤健研究 3―」
・山下暁子(東邦音楽大学非常勤講師)
「1930 年代前後のタイ音楽の「古典化」 ―古典音楽の楽譜化と設立初期のシャム国立舞踊音楽学校を中心に―」
・沼田尚道(元国立研究開発法人情報通信研究機構アジア連携センター長、元東北大学大学院電気通信研究科特任教授)
「昭和 10 年代日本の海外放送とタイ・バンコク ―ラジオ放送聴取普及、ラジオ塔とラジオ体操が担ったこと―
・伊藤孝行(北海道大学准教授)
「テキストアナリシスによる『暹羅協會々報』『日本タイ協會々報』総目次の検証」
・山口雅代(東京福祉大学准教授)
「戦前・戦中のタイにおける日本語教育の『楽屋』と『舞台』 ―文化事業変遷と軍事的影響― 」
・北村武士*(元国際交流基金国際日本語センター講師) *代表発表者
川口泰広(S.Y. Japanese Service Center代表、元チェンマイ大学非常勤講師)
「タイ国の日本語教育史関連インタビュー資料紹介 ―チェンマイ地域の学習者等へのインタビュー」
・佐藤宏文(タイ王国ヤラ―・ラジャパート大学客員教授、マレーシア国マラヤ大学上級研究教員)
「タイ王国南部のマレー系住民と言語活動」
《歴史文化思想研究・文学研究》
・趙軍(千葉商科大学商学部教授)
「「英雄」未満、「凡人」以上―『中西功訊問調書』から見る中西功の反戦活動とその限界―」
・崔学森(中国・大連外国語大学教授)
「清国の「日本に師事する」憲法制定に関する論評」
・東口昌央(兵庫県立小野高等学校教諭) *要約代読
「九条の必然性―阪神・淡路大震災後の小田実―
・橋本正志(別府大学文学部国際言語文化学科准教授)
「中島敦「名人伝」論―土方久功「パラオの勇者」との比較を中心に―」
第Ⅰ部コメンテーター
《満洲国研究・日本語教育史研究・植民地教育史研究》
孫安石(神奈川大学外国語学部教授)
《タイ学研究・日タイ関係史研究》
村嶋英治(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
休憩時間&ご案内
記念論集について、新世紀人文学研究会について、綜合企画塾について
………………………………………………………………
第Ⅱ部 言語学篇発表者(当日の諸事情により多少変更することがあります)
・田中寛「発題」
■特別寄稿■
・定延利之(京都大学大学院文学研究科教授) *要約代読
「名詞一語発話の文的資格を問う」
・前田直子(学習院大学文学部教授) *要約代読
「授受動詞の使用実態と教え方」
・森山卓郎(早稲田大学文学学術院教授)
「「観点をあらわす名詞」と「~的」」
・高橋弥守彦(大東文化大学名誉教授)
「二類の移動動詞は何を表しているのか」
・王学群(元東洋大学経営学部教授)
「日本語の「シタコトガアル」と中国語の“V过”について」
・張岩紅(中国・大連外国語大学外国語学院教授) *要約代読
「連語論から見る「格付き空間詞+くる」の意味変化について」
・時衛国(中国・山東大学外国語学院教授、人文社会科学青島研究員特別招聘教授)
「継続表現の中日対照研究」
・*張佩霞(中国・湖南大学外国語学院教授)、陳星裕、蘇鷹 *は代表発表者
「中国人日本語学習者の作文における接続詞の使用実態に関する一考察
―「湖南大学学習者中間言語」コーパスを通して―」
■日本語学研究・言語学研究■
・馬一川(中国・浙江外国語大学東方語言学院講師)
「「ト」と「時間表現」の用法にみる連続性」
・朴龍徳(中国・延辺大学外国語学院日本語学部講師) *原稿要約代読
「始動を表す「~かける」の意味―認知意味論的に「~始める」との対照をかねて―」
・胡春艶(中国・東北石油大学外国語学院副教授)
「中国語AA式形容詞重畳式の語義変容―「綿綿」を中心に―」
・張麗(中国・東北師範大学講師)
「ニ格とデ格の交替について―「濡れる」を中心に―」
・辛奕嬴(中国・斉魯工業大学外国語学院講師) シンイシン
「助詞「の」の認知的な意味の考察
―連体修飾語を作る「の」と準体助詞としての「の」をめぐって―」
・石橋教行(英国ロンドン、形式体言研究会代表)
「いわゆる主格の「が」と「の」の表現するもの―古代語から現代語へ―」
・朴鍾厚(獨協大学国際教養学部特任准教授)
「日本の大学における非専攻韓国語学習者の向上させたい言語能力に関する調査分析」
■対照言語学研究■
・李金蓮(中国・山東大学外国語学院副教授)
「受身文の述語動詞の特徴について―日中対照の視点から―」
・魏美平(中国・山東理工大学外国語学院講師)
「「実現可能」に影響する文脈環境の一考察」
・劉会禎(中国・青島理工大学外国語学院講師)
「日中対照からみる「ノダカラ」の意味機能」
・孫宇雷(中国・中山大学研究員)
「日中対訳コーパスからみる「トコロ」節の主観化」
・張静苑(中国・河南大学外国語学院講師)
「関係節の機能と統語的構造に関する日中両言語対照研究」
・楊超時(中国・北京外国語大学日本語学科准教授)
「日中職業名の語尾の造語成分についての一考察」
・黄偉(中国・安徽省財経大学日本語学部講師) コウイ
「日本語と中国語における否定疑問文に関する比較研究」
・ピヤトーン・ケウワッタナ(タイ王国・日本大使館広報部)
「逆接表現をめぐる日タイ対照研究―「くせ(に)」を中心に―」
・タナパット・ソンティラック(タイ王国・国立カセサート大学人文学部講師)
「日本語の受動表現およびそれに対応するタイ語の表現の分析
―翻訳資料に見られる用例との比較を通して―」
■日本語教育学研究・日本語教育史研究■
・吉嶺加奈子(防衛大学校人文社会科学群人間文化学科准教授)
「タイの大学日本語教育におけるwithコロナのICT利活用」
・森康眞(タイ王国・スィーパトゥム大学教養学部日本語ビジネスコミュニケーション学科助教授)
「タイ人日本語学習者の初中級レベルの文法習得状況と定着度
―スィーパトゥム大学・日本語主専攻学生を事例として―」
・方喆(中国・広州華南商貿職業学院講師) ホウキツ
「日本語教育現場における中国母語話者の誤用考察」
・郭子瑄(中国・福州外語外貿学院日語系副教授) カクシゲン
「日本語学習APPの応用に関する研究」
・葉慧君(台湾・明道大学講師) ヨウケイクン
「日本統治時代における台湾人先住民の日本語教育
―タイヤル族の日本語使用状況の分析―」
田中寛(大東文化大学名誉教授) *場合により割愛
【最終講義】「私の日本語教育、日本語研究の歩み―<責任の言語学>序説―」
「吾は如何にして日本語教師になりしか―自分史的回顧抄録―」
「遥かなる湖南―わが「青春中国」の日々を顧みて―」
第Ⅱ部 コメンテーター
《日本語学研究・言語学研究/日本語教育学研究・日本語教育史研究》
矢島正浩(愛知教育大学教育学部教授)
《対照言語学研究》
続三義(元東洋大学教授)